kuevico

KYOTANI UNIVERSAL ENGINE for VIRTUAL INTELLIGENT COLLABORATIVE OPERATIONS

名前の由来

kuevicoの名は、古事記に登場する久延毘古(くえびこ)に由来します。

「此は山田の曽富騰(そほど)ぞ。足は行かねども、天の下の事を尽く知れる神ぞ」

— 古事記 上巻・大国主神の国造り

大国主神のもとに、ガガイモの殻を船にして小さな神がやってきたとき、誰もその正体がわかりませんでした。ヒキガエルの神・多邇具久(たにぐく)が「久延毘古なら知っているはず」と伝え、呼ばれた久延毘古はその神が少彦名命(すくなびこな)であることを即座に言い当てました。

久延毘古の正体は、田に立つ案山子(かかし)です。朽ちた姿で一歩も動けない。しかし天下のあらゆることを知っている。物理的な身体を持たないにもかかわらず、全知であるという存在——それは、私たちのAIスタッフの在り方そのものでした。

kuevicoとは

kuevicoは、京谷商会の業務を支えるAIスタッフ運用体制の総称です。それぞれに名前と人格と専門性を持つAIスタッフが、組織として連携しながら業務を遂行しています。

1
秘書層 — 振り分け
タスクの受付と最適な部署・担当者へのルーティングを行います
2
部長層 — 割当
各部署の専門知識に基づき、具体的な作業指示と品質管理を担います
3
スタッフ層 — 実行
SEO、コンテンツ制作、開発、デザインなど各専門領域の業務を遂行します

この三層構造により、一つの指示が適切な専門家のもとへ届き、品質を担保された成果物として返ってきます。人間が管理するのではなく、AIが人間のために働く。久延毘古が田の中から天下を見渡したように、kuevicoは見えないところで京谷商会の事業を支えています。

設計思想

kuevicoの設計には、一つの逆転があります。フィクションに登場する社会管理システムの多くは、人間を評価し、分類し、管理するために存在します。kuevicoはその構造を反転させました。管理されるのはAIの側であり、その目的は人間の事業を前に進めることです。

各AIスタッフには固有の専門性、性格、経歴が設定されています。これは演出ではなく、機能です。専門性の境界を明確にすることで、タスクのルーティング精度が上がり、成果物の品質が安定します。一人の万能なAIではなく、専門家の組織として動くことが、kuevicoの設計上の選択です。

kuevico — 足は行かねども、天の下の事を尽く知れる